SSブログ

シンメトリー [ひとりごと]

26.jpg 2009/07/26  東京・八重洲ホール

 2年ぶりに講演を行った。テーマは、「咬耗と人類生物学的現象」と「シンメトリー」最初のテーマは、歯は使えば減るという当たり前なことだが、これが歯科界ではなかなか厄介な現象として捉えられている。しかし靴にしても何にしても使えば減るということを当たり前として、ヒトが生まれて死んでいくまでの過程の中で咬耗(歯が咬むことによって摩耗すること)が果たす役割を人類生物学的な観点から話し、その結果として二つ目のテーマ、本来ヒトの顔はシンメトリー(左右対称)であるという、私が20年来の研究課題である「シンメトリー」の話をさせていただいた。与えられた2時間をぴったりで終わらせ、久しぶりの充実感を味わう。
講演内容の一部ですが、下の写真は、我が家のポチである。きょとんとした顔をしているが、この写真をクリックしてみて下さい。

   poti-collect.jpg 愛犬ポチ

どうです?面白いでしょう。

犬の顔はシンメトリーがとれているのに、ヒトの顔はそうではない。本当でしょうか?
よろしければ、2001年日本顔学会で発表した「顔のシンメトリーと顎姿勢」の抄録をどうぞ


count 5291

nice!(0)  コメント(2) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。