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「ちょっと一休み、道草人生」 [ひとりごと]

 毎朝、夏は5時半頃、冬は6時半頃、ポチテトを連れて散歩に行く。そのときよく会う二人のご老人がいる。一人は75歳くらいだろうか、スタスタ歩き、犬達を見ると立ち止まって犬に挨拶をする。彼は犬が苦手で触れることはしないが、毎日歩くようになってから犬とお喋りができるようにまでなったと笑う。毎日歩くようになったのは多分5〜6年前くらいだろうか。初めて会った頃、その老人は杖をつき、必死に何も感じないであろう右足の土踏まずに、恐る恐る体重を落とし、一歩一歩ゆっくり頑張っていた。何年かして杖がはずれ、そしていつか健常な人とは全く違うがそれでもスタスタと散歩ができるようになった。

 ブログ「ちょっと一休み、道草人生」の作者も今、2年前に自分を襲った病魔の後遺症と闘っている。ブログの中は楽しく、美味しく、そして必死である。
作者A・Nさんは、私の母にパソコンを教えた家庭教師である。そして母のかけがえのないメル友でもある。この間は我が家にまで来られ、三階の母の部屋まで階段を上がり、埼玉屋のおにぎり、手作り豚汁で昼餉をとり、さらにパソコンレクチャーまでして帰られた。彼女のブログにはちょっとした小旅行と書いてあったが、大変だったでしょう。何よりいつも側にいて彼女を支えていらっしゃるKさんに頭が下がります。
昨年夏には、私が出展した東京芸術劇場での展覧会や、私の個展にも不自由を不自由なままいらして下さいました。
実は彼女は倒れるまでホームページを持っておりました。そしてそのHPは今でも生きていて、トップページには「2006/11/9  ごめんなさい。暫くおやすみします。休業中」と書かれています。「ちょっと一休み、道草人生」は2008/3/18からですから、彼女にとってのその間の1年4ヶ月は筆舌に尽しがたい大変なものだったのでしょう....

 散歩中に会うもう一人の老人は、多分90近いご婦人で、杖をつき、ゆっくり一歩一歩自分が前に進んでいることを確かめながら歩いています。私達の「お早うございます」の声に、前下方を見据えていた顔を上げ「おはよう」としっかり応え、笑いかけます。その笑顔の可愛いこと。彼女を見るようになったのは4〜5ヶ月前。
確実に、着実に足取りはしっかりして来ています。


ブログ「ちょっと一休み、道草人生」は左欄リンクより
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